勇者「冒険の書が完結しない」 I

207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 03:56:46.06 ID:gb02nIHY0
のわっち!


208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 03:56:49.19 ID:hZ4fBaTrO
おいやめろ


セーブ中は大人しくしとけ


211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 03:57:43.29 ID:5hLstwg10
セーブ中のカセット、メモリーカードの抜き差しは御法度だ


214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 03:58:09.58 ID:HyTCpRZZ0
セーブ中になんてことを。。 しえん


216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 03:58:18.85 ID:cK6dvDWr0
――

賢者「勇者さん、つまりどういうなのでしょうか」

勇者「つまり……時の保存書で新たに記録を上書きする瞬間だ」

勇者「最後に記録した時点と、新しく記録する時点の境目ということは、すなわち……」

賢者「なるほど。どこにも時間を保存する点が存在しない可能性がある」

僧侶「宙ぶらりんの状態というわけですね?」

勇者「そこを射抜く。その瞬間もし、賢者の言うとおり時の保存点が存在しなかったとしたら、どうなる?」

賢者「『過去の冒険の書』という存在もありませんから……おそらく因果関係は断ち切られ、完全にこの世から消滅しますね」

勇者「そう、完全に呪縛から解き放たれる。だからあの時みたいに世界がおかしくなったりしなかったんだ」

賢者「あの時?」

勇者「ああいやこっちの話だ。それより、後は魔王を倒しに行くだけだ」

戦士「それ! それだよ! やっと俺にも分かる言葉が出てきた!」

僧侶「ま、魔王を倒しに行くだけ、ですか。私たちはまだ会ったこともないのですが……」

勇者「大丈夫だ、もう何度も戦って勝っている。あとは消化作業みたいなもんさ」

勇者「やっとこれで……平和が訪れる……」


219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 03:59:56.44 ID:oVwY0dk+O
終わりも近いか…?


222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:00:35.92 ID:cK6dvDWr0
――

【魔王の間・扉】

勇者「よしよし、あとは楽勝だ」

賢者「気楽そうですね」

勇者「事前に渡した魔王のデータ、確認したろ? 取るに足らない相手だよ」

僧侶「わあ、頼もしいですっ」

戦士「どんな相手だろうと全力でぶっつぶすのみ!」

勇者「はいはい、魔王への初撃はくれてやるよ」

戦士「この野郎!」

賢者「勇者さんの言うとおりでしたら願ったりの展開ですが……少し気がかりが」

勇者「何がだ?」

賢者「冒険の書はこの世から消えてしまいましたが、もしそのお陰で本来守られている一面があったとしたら」

勇者「大丈夫だって考えすぎだろう」

僧侶「ではこの扉、開けちゃいますよう?」

勇者「よーしやるか! 本当の最終決戦!!」


226:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:01:08.72 ID:FgE9mIeP0
これは・・・


229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:02:49.91 ID:P/7ZVvQhO
なんかのフラグが


231:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:03:09.54 ID:cK6dvDWr0
【魔王の間】

魔王『……』

勇者「魔王!」

魔王『……お前は何者だ?』

勇者「えっ? 勇者に決まっているだろう! お前を倒しにきたんだ!」

魔王『勇者……勇者よ。余は何者だ?』

勇者「!? お、お前は魔王じゃないのか?」

魔王『魔王? 余は……魔王……。魔を統べる王……。……そうか……。……』

賢者「勇者さん、どうも様子がおかしくありませんか?」

僧侶「ど、どうなっているのでしょう?」

戦士「魔王め!」

勇者「ま、待て! そうか……冒険の書がなくなった影響か……」

魔王『余は……魔王。魔王。魔王!!』

魔王『そうか。余は魔王なのだな! 余は、魔族の王!! 魔族に仇なす人間共を滅ぼす魔王!!』

勇者「やっぱりこうなる流れか! みんな、戦闘体勢だ!」


240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:05:18.01 ID:cK6dvDWr0
戦士「うおおおおおおおっ!」

戦士の攻撃!
魔王は剣を受け止めた!

勇者「なっ!?」

戦士「く、くそっ、放しやがれ!」

魔王『この漲りゆく力は、人間を滅ぼすためのものか!』

魔王の攻撃!
戦士は衝撃とともに壁に叩きつけられた!

戦士「がっはっ」

僧侶「か、回復を!」

勇者「な、なんだこいつは……! オレの知っている魔王じゃないぞ!」

賢者「勇者さん、指示を!」

勇者「くそっ! 賢者はバイキルト、僧侶は回復を軸にフバーハを! 戦士、立てるか!」

戦士「たりめーだ! こんくらいで!」

勇者「みんな集中しろ! 全力でかかるぞ!」


245:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:08:00.98 ID:cK6dvDWr0
僧侶はフバーハをとなえた! 賢者はバイキルトをとなえた!

魔王『余は魔王……余は……』

魔王の指先から凍てつく波動がほとばしった!
魔王は呪文の効力を全て消し去った!

魔王『余の意義を全うするのみ!』

魔王はこごえる吹雪を吐いた!
魔王ははげしい炎を 吐いた!
魔王はイオナズンを唱えた!

戦士「うおおおっ!?」

僧侶「きゃっ!」

賢者「くっ」

勇者「バ……バカな……僧侶、回復はいい、補助を!」

勇者はベホマズンを唱えた!
パーティーの体力が回復した!

勇者(まるで枷が外れたような強さだ……これが本来の魔王の力なのか!?)

勇者「ひるむな! 戦士は攻撃、僧侶は回復、賢者は補助を軸に立ち回れ!!」


242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:06:03.37 ID:G3Ot7kKX0
なんだこりゃ
最終形態より上じゃないか


257:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:10:53.20 ID:gqhslrT30
4回攻撃とかマジでチートじゃねぇかwwww


246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:08:01.59 ID:vtTMDYJi0
これ全滅したらやばくね


253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:10:13.13 ID:cK6dvDWr0
戦士「魔王おおおおおおっ!」

勇者「待て戦士! 今はうかつに飛び込むな!」

魔王『余は魔王……絶対の覇者……』

魔王の攻撃! 戦士はダメージを受けた!
魔王の攻撃! 戦士はダメージを受けた!
魔王の攻撃! 戦士はダメージを受けた!

勇者「戦士!」

戦士「ぐぼっ! こっ、これしきでこの野郎おおおおああああっ!」

戦士の攻撃! 魔王にダメージを与えた!

魔王『ぐおっ!? ……余に……傷がっ……!!』

戦士「みっ見てるか親父! あんたの息子はバカだけど、遺言くらい守れるんだぜ!!」

勇者「戦士」

戦士「ほら勇者お前も加勢しやがれ! 二人で一太刀ずつ浴びせるんだよ!」

勇者「ああっ! 僧侶、回復を頼む!!」

僧侶「は、はいっ!」

勇者(戦士……もしかすると、今やお前の方が勇者なのかもしれないな)


262:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:13:57.22 ID:3YprRZb/0
戦士バカカッコイイ


260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:13:00.83 ID:cK6dvDWr0
僧侶はベホマを唱えた!
戦士の傷が回復した!

魔王『癒しの術……あの小娘か!』

魔王の攻撃!

僧侶「あっ……」

勇者「危ない!!」

勇者は僧侶をかばった! 痛恨の一撃!
勇者は大ダメージを受けた!

僧侶「勇者様!」

勇者「ぐっ……下がれ……回復だ……」

僧侶「は、はい! あ、あのっありがとうございます!」

勇者「今はそんなことはいい、早く陣形を整えろ!」 僧侶「は、はい……」

僧侶はベホマを唱えた! 勇者の傷が回復した!

勇者「……なぁ。これで97回目なんだろ?」

僧侶「えっ?」

勇者「行くぞ戦士、援護しろ! 賢者はそのまま補助を徹底! ここから押し返すぞ!!」


263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:14:08.85 ID:FfCMlGvW0
これは僧侶濡れたな


264:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:14:40.65 ID:dmMT4+0M0
勇者イケメンすぎ濡れた


268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:15:46.49 ID:cK6dvDWr0
魔王『人間共め……人間共めええ!!』

魔王はこごえる吹雪を吐いた!
魔王ははげしい炎を吐いた!
魔王はイオナズンを唱えた!
魔王の攻撃!
魔王の攻撃!

戦士「ぐあああっ!!」

勇者「くそっ規格外の猛攻だ……今まで戦ってきた魔王はなんだったんだ……」

賢者「規格内の魔王だったんですよ。勇者さん視点では、さしずめ冒険の書の亡霊といったところでしょうか」

賢者はベホマラーを唱えた!
パーティーの体力が回復した!

賢者「ですが勇者さん、好機です。いま魔王は攻撃ばかりに専念しており、凍てつく波動を使ってきません」

賢者はバイキルトを唱えた!
勇者の攻撃力が2倍になった!

賢者「勇者さんの知らない未来を勝ち取るのでしょう。後方支援は任せてください」

勇者「賢者」

賢者「大丈夫です。勇者さんには私がついています」

勇者「……ああ! やっぱり賢者は最後まで頼りになる!!」


269:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:16:29.50 ID:5hLstwg10
賢者ええ娘や・・・


270:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:16:59.49 ID:vtTMDYJi0
いやええ漢かもしれん


274:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:18:33.23 ID:cK6dvDWr0
――

魔王はこごえる吹雪を吐いた!
魔王はイオナズンを唱えた!
魔王はイオナズンを唱えた!
魔王ははげしい炎を吐いた!
魔王の攻撃! 魔王の攻撃!

僧侶はベホマラーを唱えた!
賢者はベホマラーを唱えた!
勇者の攻撃!
戦士の攻撃!
勇者の攻撃!

――

魔王『おお……おおおお……』

戦士「ハァ……ハァ……見ろ! 魔王のヤツ、息が上がってるぜ!」

僧侶「お、終わりが近いのでしょうか……」

賢者「しかし我々も消耗しています。魔力もアイテムもジリ貧です」

勇者「ここが正念場だ! 今までのペースを崩すな!」

勇者(そう、ここで倒れたら……全滅したら……おそらくもうオレ達に再起の機会はない)

勇者(オレ達も……世界も終わりだ。何としてもこの場で果たし遂げなければならない!!)


282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 04:21:35.93 ID:cK6dvDWr0
――

勇者「うおおおおおっ!!」

勇者の攻撃!
会心の一撃!!
魔王を倒した!!

魔王『ぐおおおおおおおオオオオオオ!!』

勇者「や、やった!」

僧侶「……終わったのですね。私たち、本当にやりとげたんですね!」

戦士「っしゃあああ! これで世界が救われたぜ!!」

賢者「間違いなく今まで遭った中で最大の強敵でした。しかしこれで」



魔王『グオオオオオオオ! オノレ……ニンゲン……余ハ……余ハ……』

魔王『余ハ……何ノ為ニ……余ハ……』

勇者「!? ま、まずい! 戦士、一緒に追撃だ! 形態が変わる前に――」

魔王『オオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!』

魔王の姿が変貌していく!!

勇者「冒険の書が完結しない」 Jへ続く
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